第18話洞察
俺ってメンタル強いように見えて、貧弱なんだよ
0から100まで上限合って、0から-100まで下限がある
マイナスに行かないとメンタルが、表面上に出てこないタイプだからよ
一見大丈夫に見えるんだが、、今大丈夫じゃないんだよ
6か9ぐらいまでメンタルが落ちてる
まだ顔とか、行動には出ないが、相当辛くなってきた
人を殺すのは結構メンタル削れる。当たり前と言えば当たり前だが
まあ何が言いたいかって言うと、、メンタルが不調ってこと
こんなくだらないことを考えていないと、恐怖が襲ってきそうだ
「初めまして英雄殺し」
「あなたが私の上司ですか?」
「そうだ」
俺の身長を優に超える高身長で、体格のいい男が目の前にいる
「こんにちは」
右手を差し出す
「?、こんにちは」
少し困惑しながらも、握手をしてくれる
「仲よくしましょうね。あなたが裏切らなければ、私も裏切らないので」
「ハハハハ、お前が先に裏切りそうだけどな」
「やる気ですか?こっちには充電終わってる彩がいるんですよ」
「・・・」
「そんな寝不足な兵一人で勝てるとでも?」
笑顔で会話を続ける
「そっちの戦力は把握してるんで」
「来てすぐに把握してるなんて、凄いな」
「真面目に把握してるんで。まあ少しのずれはあるでしょうけど」
指を動かし、右手で2、左手で4を作る
「いまいる人は24人、改造人間はあなた一人、戦車は無し」
「・・・」
「重火器はそこそこあるが、最新型の物は無し。ただ数日後に何個か最新型の武器が届く」
「・・・どうやって知った?」
「思考と予測です。私も改造人間なのに、あなた一人で出迎えてくるのはおかしい」
どうやって思考し、考えたのかを口に出し、話していく
「あなたの後ろから何人かがいる。しかも武装して」
「・・・」
「こう言うのは悪いですが、基地は年季が入っている。軍の基地なのにだ」
目と目と合わせながら、言葉を続ける
「金が無いのは目に見えて分かる。まあ武器も大体同じぐらいだろうと考えまして」
「・・・その通りだ」
「改造人間の前に出てくるのは改造人間だろうなぁ、、ってことで」
「人数はどうやって把握したんだ?」
「あれって寮ですよね」
窓が多くついている兵隊の寝床を指さす
「あれで大体の部屋数は分かったんだ、後は大きさ?で大体ですけど数は割り出せました」
「いい洞察力だな」
「で、その数なら勝てるなってことで。強気で会話をしている訳です」
「・・・・何故そんなことを?」
強く、重い雰囲気を醸し出す上司から、質問される
「暇だったんで」
「は?」
「暇なんで、周り見てたら気づいたんで。言いたいじゃないですか」
「そんな理由でか?」
「はい」
メンタル不調だから、なんか考えようと思ってたけど、ここまでハマるとは
俺って天才だったんだな
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