第16話現実世界だな

思考に思考を重ねた結果


分かったことがある


この世界は現実に非常に近くなっている




なにを言ってんだ?っと言う反応になるかも知れないから説明しよう


俺が知っているのゲームだ。歴史なんてものは設定として存在していない


当たり前と言えば当たり前だ。予算足りねぇよ。歴史なんて追加してたら




でもこの世界には歴史がある。なんで戦争をしているのかもある


神が言っていたことをようやく理解出来た


これは現実だ。ゲームと似た世界




「まあやること変わらないけどな」


「わあ!」


ベットから起き上がりながら、独り言を発する


「彩。目標は決まったぞ」


「どんな目標?」


「勝つ!」


敗北=死の世界で、不確定要素が大量にある世界だ


怖いが好奇心も沸く。俺はどこまで頑張れるかな?






「頭が痛い、、」


「今度は英雄を殺害したんだっけ?」


「そうですよ!後処理が大変でしたよ!!」


ドン!っと大きな音を立てながら、机を叩く




「勝手に出撃してるのに、英雄殺しちゃったから面倒なことになってるし!」


「私も色々と上層部に聞かれているよ。状況確認と称してね」


「あいつ引き抜いたらダメなタイプだぞ!!滅茶苦茶して死ぬタイプだ!」


頭を抱える。非常に鬱陶しい




「なんであんな怪物が、、いや、戦闘狂か?」


「上としては使いにくいよね~彼みたいに優秀だけど上の話し聞かない子は」


「捕虜も勝手に連れて行ってるし、しかもそれで勝ってるのがたち悪いですよ」


「倒しちゃったんで、色々と面倒なことが起こりますよ。報奨金とかで」


「ああーーー頭が痛い」








「主人」


「なにかね?」


「何故案山子を殴っているんですか?」


「暇だから」


剣で案山子を一心不乱に殴り続けている


剣の刃は潰しているから、打撃だ




「案山子殴るぐらいなら私を」


「今は駄目。お前が怪我したら作戦に支障が出る」


「・・分かりました」


残念そうな顔する彩




「・・・」


「・・・」


案山子を殴る音だけが、訓練場に響く


ちなみにこの案山子は銃で撃つ用だ




「5」


「?」


「4」


「何故数を?」


「3」


焦った表情を見せる彩


何かを間違えたのかと怯えている




「2」


「しゅ」


「1」


「主人?」


「0」


ヒューーーー


何かが落下する音が聞こえる




ドォォォォン!!!!


「ふむ。予定通りだな」


「ば、爆撃!?」


本拠地辺りで爆撃が開始される


訓練場は少し遠くにあるんだよね。銃とか撃つからね


だからあまり被害は無い




「彩。亡命するぞ」


「え?」


「着いて来い!」


亡命チャンスその1だ


まだ英雄1人殺しただけだからな。指名手配にはされてないだろ

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