小説と地元

たいていの作者さんは地の文を標準語で書いている。田舎の描写の中で、方言を使うことで田舎の人たちとやり取りしているイメージを持たせることがあるけど、その時に言語的な破綻が少ないように、地元の言葉を使うケースが多くあるように思う。


いろんな作者さんの地元の言葉を読むのが好きだ。わたしは大きく分けて西日本の出身なので、東日本の出身の作者さんの方言を読んで、そのイントネーションを想像したり、背景を考えたりするのが楽しい。


わたしは学生時代に地元を離れ、社内人になってからも関東に居をかまえ、帰省頻度は高い方ではなかった。今はアメリカに住んでいるので、日本に戻ることさえ数年に一度のできごとになってしまっているけれど、地元の友人と会えばいつだって地元の方言になじむことができる。


いつか自分の地元の方言を話すキャラクターを登場させよう。

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