140字の物語集
如月トオカ
なんて身勝手な願い
きっと君がこの手紙を読む頃には私はもうそこに居ないんだろうね。
なんて書き出しから始まった貴女の手紙には、毎日美味しいものを食べること、趣味を見つけること、なんて未来の僕への指示が書き連ねてあって。
だから僕は手に取った縄を捨てざるを得なかった。
あぁやっぱり、貴女はなんて我儘な人だ。
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