第26話
そのまま余韻に浸って、布団にしみ込んだ匂いを嗅げば、まるでたっかに抱かれた後に、優しく胸の中に包み込まれている感じがして―――
――――でも、それは単なる私の想像でしかなく、すぐに自己嫌悪に
…私は本当に―――変態で、妄想チックで―――
こんな姿みられたら、きっと幻滅されて冷めた顔してずっと無視されそうだな…
そういう未来を勝手に想像して
悲しくなって、涙がこぼれる‥‥
小さく泣きながらも睡魔がやってきた―――
そして、布団の中に沈むように
落ちていく―――
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