第71話

「あの時はありがとうございました。

迷惑をかけてしまってごめんね」


「いえ気にしないで下さい」



無愛想じゃない貴一は初めてみたかも。

普段と違い過ぎて

私は空いた口が塞がらない



「実は今日ここに来たのは

華音さんと結婚をしたくて挨拶にきました。」


「娘は辛い経験をした。

まだ若いのに」


「お母さんの言いたいことは分かります。

華音さんはまだ18です


まだこれから色々な経験をするのに

結婚をしたら何かを諦めることになるかもしれません。


でも華音さんが望むことは全て叶えます」


貴一‥



「貴一くんなら娘を任せられるわ。

娘を宜しくお願いします」


『お母さん‥

ありがとう

いつも心配かけてごめんね。


私貴一と幸せになるから』


「お母さんありがとうございます」

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