第30話

『みつくんが苦しんでることに

気づいてあげられなくてごめんね。


優しさに甘えてた。


貴一と何かある度に

みつくんに相談したり。


別れたのに都合良すぎるよね‥


みつくんはもう私のこと

吹っ切れたと思ってた‥


こんなふうにみんなで旅行も

本当は嫌だよね。



みつくんは

私にどうしてほしい？

どうしたら苦しい気持ちが楽になる？』



「俺は大人げないな

お前を困らせて


ちょっと飲み過ぎたみたいだ


話は忘れてくれ

せっかくの旅行なんだ。

楽しまないとな


かのんごめん

向こう戻ろうぜ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る