第74話

『お腹いっぱい〜食べ過ぎた』


「気持ち悪くないか?」


『大丈夫だよ。

久しぶりにこんなにたくさん食べたかも

幸せ!』


「なら良かった。

体調悪かったらすぐ言えよ」



レストランを出て少し歩いたところに

有名なアクセサリーショップがある



「誕生日プレゼント買いにいこう」


といいお店に入る。



とてもじゃないが

17歳の私が付けるアクセサリーの金額ではない。



『高いよ。

違うところにしよ?』


「いいから気にすんな。

プレゼントさせて」


『じゃあみつくんが選んで?


その方が嬉しい』


「かのんちゃん

そんな事言って後悔するなよ?」



と不気味な笑みを浮かべる。

しかも" かのんちゃん "って



照れてしまった。




側から見たら普通の恋人同士だろう

この一瞬で全て忘れてしまいそうになる。

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