第26話

同棲生活をしているある日‥



「かのん

キャバクラ辞めない?」



いつかはみつくんから言われると思っていた。


当然だろう

彼女がキャバクラで働いているなんて

嫌に決まってる

ましてや私はまだ未成年



『でも辞めたらアパートの家賃払えなくなるし

遊ぶお金もなくなっちゃうよ』



まだ遊びたい

17歳だもん


素直な気持ち



「アパートのことは

かのんが親に話せるまで

俺が家賃払うし

かのん1人の生活くらい

俺が面倒みるよ」



『それは悪いよ‥』



遊ぶお金をみつくんに出してもらうのは

いくら子供の私でも気が引けた


お客さんからだったら

喜んで貰っていただろう。




「かのん

俺はかのんとこれから先の事も考えてる。


中途半端にお前と付き合ってる訳じゃない

いつかかのんと結婚したいとも思ってる」



『結婚?


私もしたいよ。

でももう少し大人になったら』



「分かってる

まだかのんは17歳だ。

それくらいの気持ちがあるから

お前の面倒はみれるって事だ」



もちろん嬉しい


みつくんとずっと一緒にいれるんだ


ただ

遊びたい年頃

周りは高校生

1番楽しい時期



でもキャバクラは辞めないとね‥

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