第7話

部屋に着いて先輩に電話をしようと

携帯を取り出す。




〜♩〜


すぐに声が聞こえた



「かのん?」


『先輩

どうしたんですか?』


「1人か?」


『はい。

アパートに着きました

今日はご馳走様でした。』



‥‥‥?




『先輩?』


「あーわりい

かのんタクシー代出すから

今から戻って来れるか?」


『今からですか?』



アパートからBARまで

タクシーで10分もかからない。



「かのんの家でもいいんだけど

まだ店終わらないんだわ」


『アパートは散らかっているので‥

お店戻りますね』




普段から先輩のBARで朝まで飲んでいた。

BARが終わってから

遥香と一緒に3人でカラオケで飲み直したり

朝ご飯を食べに行ったりしたことも何度もある。




だけどこんな連絡は珍しいな‥


そんなことを思いながらタクシーを呼び

BARへと戻った。

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