第8話焦りは良くない

昨日から、転職と退職の事ばかり考えていた。

だが、冷静になると僕は働く場所が無いのでA型作業所で働いているのだと。

せめて、後10㎏は痩せないと馬鹿に見えるし、資格は運転免許しかない。

だから、どうしても後1年はここで頑張らなくては。

髙田さんと飲んでそう思い直した。

僕は目に見えないプレッシャーを感じていた。

このままでは、不味いと。

とりあえず、資格を取るまでは、ここで頑張りたい。

昨日までは、今日、辞意開陳するつもりだった。

だが、仕事前に缶チューハイを飲んだら乗り越えられた。

これは、社会人としては絶対にダメだが、薬が効かないので、飲んでみた。

すると、自然と働けた。


アル中ではない。

ストゼロを3本飲んでしまった。ダメな酒なのに。

でも、それで精神安定剤代わりになるなら、いくらでも飲んでやる。

だが、仕事前の飲酒はしない。

今日は、特別だった。土日ほとんど寝ていない。

髙田さんと話して気が晴れた。

まずは、痩せる事。これで、動き回る事ができる。

次に資格。

これで、仕事の幅が広がる。

焦っていた自分が恥ずかしい。

慌てて、藁を掴むところだった。

ネットの書類選考が通った会社は行かないつもりだ。


酒は良い。正確な判断が出来るツールだ。

兎に角、焦らない事。

そう、髙田さんが言っていた。

主治医は辞めて下さいと言ったが僕はA型作業所以外は今は無理だろう。

痩せる事、体力を付けることが最優先だ。

今日は、この辺りで。

おやすみなさい✨️

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る