第25話
「姫様!侍従殿は客室にて、ずっと待っていられます。さ、早くお湯殿(ゆどの)に、入ってくださいませ!」
鈴鹿がすごい形相で、あたしを無理矢理追い立てる。
お湯殿に半刻ほどもいた後、お化粧をされ、正装として、唐衣をつけられた。 参内(さんだい)するのも、いちいち大変だ。あたしくらいの、身分の姫になってくると、普段は滅多に正装なんてしない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます