第13章

第13話

気付いたら、私はリリィが着ているブラウスのリボンに手を伸ばしていた…。


リリィの甘く蕩けた表情は、私の理性を壊していく…。


「ユリア…あなたに、私の全てをあげる…だから、遠慮しないで…。」


ユリアは、目を丸くして、リリィの方を見た。


「リリィ…あなたと言う人は…いつの間にか大人になったのね…。」


リリィは、優しい微笑みを浮かべていた。


「ユリアがそうさせたのよ…。もう、私には…あなたしか見えない…。」


そう言って、リリィはユリアの頬に手を伸ばした。


私達は、身に纏っていた衣服を脱ぎ捨て、1つに溶け合った…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る