第二十八章    ~ 光の中 ~

第30話

眩しい光・・・微かに観える彼女の姿・・・


「待って!まだ聴きたいコトがあるのに・・・」


ワタシの声は届かナイ・・・


手を振る彼女・・・観えなくなってく・・・


眩しい光・・・意識が薄れる・・・



「待って!・・・あ・・・」


此処は・・・此処はワタシの部屋?


彼女が居ナイ・・・


読みかけの本が目の前にある・・・


あれは・・・ユメ?


「あっ!」


その瞬間ワタシは瞳を疑った・・・

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