第二十ニ章　　　～　強・弱　～

「何故貴女に分かるの？」

『だって人は皆弱さをバネに強さを得るわ・・・』

『でもネ・・・彼女は弱さを持たナイから強くなれなかったの・・・』

『ニセモノの強さ・・・強がりしかネ・・・』

『今やっとそれに気付き探しているわ・・・』

「貴女は分かるのにどぉして此処に？」

そのワタシのコトバに笑みを浮かべ彼女はこぉ答えて来た

『自分の捨てた弱さは自分で拾うモノでしょぉ？』

『人として当たり前のコトをさせているだけよ』

『ホンモノの強さを得る為にネ・・・』

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