那智の口にも想太がお菓子を突っ込む

結局三人とももぐもぐしながら

話してしまっている

「ある意味そうだよ！

アイドルみたいに扱われてファンクラブも

あるみたい！」

「そんな水泳部にいる庶民な俺は

あのキラキラオーラに毎回負けてる気がするぜ」

「張り合おうとする方が間違いよ！」

そんなに輝かしい人たちがいるんだと感心して

ぼーっといているとまた口の前にお菓子を差し出され

無意識に口を開いてしまった

「熱狂的な人たちもいるから

変に近づかない方が俺たち凡人は安全だけどな！」

那智を小突きながらいう想太

「まぁそうね！

遠くでたまに見るからいいのよね！」

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