第34話

『ワンワン!ワンワン!』





玄関を開けると、ララの声が聞こえてくる。





荷物をキッチンに置き





『ララ、ただいま』





部屋のドアを開ける。





『クゥーン、クゥーン』





鳴きながら、クルクル回るララ。





部屋を開けた時に臭ってきた異臭。





『あらら、洗おうね』





ララはゲージの中でしたうんちを、踏んづけていた。





ゲージの扉を開け、片手でララを持ち上げ




ララを先にお風呂場の中へ入れる。





ララのバスタオルを脱衣所の近くに置き、私もお風呂場の中へ。





ララの初めてのシャンプー。





子犬から使えるシャンプー。





『ララ、キレイにしようね』





声を掛けながら、お湯をかける。




初めてのシャンプーでも、ララは大人しく洗わせてくれた。




バスタオルで拭くときも大人しく拭かせてくれた。




ララはこの時からいつもシャワーから上がり、拭き終えると暴走して




走り始める。





年を重ねても、走っていた。




17歳位までは、拭き終わると走り出してた。

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