第83話
頭をポンポン撫でながら
『聞いてやるから言ってみろ。』
俺は優しく問い掛けた。
スーツの胸ポケットには、ヨウの携帯と通話中の携帯が入ってる。
ユウキから電話が来てすぐにユウヤさんに
『ユウキから呼び出しなんですけど……』
って言った時はやっぱりユウヤさんだ。
『俺も行く。』
そして話しを聞いてたヨウは
『俺も。』
2人してすぐに立ち上がったんだ。
周りにいた7代目も15代目もニッコリ笑って
『行け行け~』
なんて言ってたな。
ユウキ……お前は幸せものだな。
一番、可愛がられてると思うぞ。
男の中で。
俺の車の後部座席にはヨウとユウヤさんが乗ってる。
スモークでこちらからは見えねぇけどな。
そしてポツリ、ポツリ話し始めたユウキ。
立ち止まったら、吐き出して進めばいい。
お前にはみんながいる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます