第72話

あちらの総長さんとこっちの面子が何やら話してる。




俺は部屋から出て総長の元に向かって歩く。




丁度、目が合った時だった。




『天龍会総長さんは?』




バカにしてるような声。





『今はいねぇ。』




ガンを飛ばしてくる紫呉総長。




悪ぃな。




そんなガン付けなんて怖くねぇんだよ。





お前のガン付けよりも





父ちゃんや兄ちゃん達の方がよっぽど怖ぇんだよ。




『総長不在の中、奇襲とはNo.2も落ちぶれたもんだな!』




『不利なのはそちらでは?』




“やれ”

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