第43話
まだユウキが小さい頃
“ユウキはユウカが好きみてぇだな。”
“なぁ、ヨウ。きっとユウキはユウカの側にいると思う。”
“側で成長を見れねぇのは寂しいが……なんかあったら助けてやってくれな?”
“ユウキにはお前……ヨウがいいみてぇだからよ。”
“ユウキはユカやユウカみたいな性格だから逃げ出したりすると思うが……アイツは女じゃねぇ。”
“ガツンと頼むな。”
“無理だったら、言えよ?俺がやってやるからよ。”
“でも、ユウキは俺よりヨウに憧れがあるなんて……お前もやれる男になったな。”
そう言ったユウヤさんの顔はやっぱりかっこよくて
男らしいのに、どこか寂しそうに笑ったんだ。
やっぱり親は子に尊敬されてみてぇだな。
でも、ユウヤさん。
それはお互い様って事で。
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