第41話

お父さんは必ず、土曜日の夜になると現れる。




そしてユナちゃんが言ってた通り




ずーっと双子を見てるだけ。



そして私の隣に座って




『順調に育ってんな。』



“ツボミはユウカに似たんだな。”



“小せぇ時のユウカにそっくりだ。”



“ソラはヨウに似てるな。”



“たまには泊まりに来ないのか?”



“部屋はある。”




なんて、優しく言っては私の頭を撫でてくれる。




お父さん、私幸せだよ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る