そして

『じゃー始めるか。種目は各自、俺の後ろにある紙で確認しろよ！』

“１０分後に１００メートルから始めるからな！”

そう言えば集まって行く集団。

こんな中どう見れってー…

って思ってるとお兄ちゃん達が動きだした。

後ろから見てれば道が開いて行く。

こんな光景は何度も見て来た。

中学の頃から人気だったお兄ちゃん達。

ツキ達もみんな。

勝手に道は出来るし、話し掛けてくる人はあまり見た事がない。

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