第33話

親父は母さんをいつも優しく見つめる。



いい歳しながらいまだに母さんと恋愛してる。



そんな2人はやっぱり俺の尊敬する人だ。



親父は言うんだ。



『魂龍会をお前の力でトップに戻してみろ。』



“そのかわり、ユウカは必ず他のチームから狙われる。”



“ユウカを守れ。”



“ユカを泣かす真似してみろよ。”



“息子だからって容赦しねぇからな。”




親父は母さんの事になるといつも本気になる。



参った親父だ。



でもそんな親父は嫌いじゃねぇがな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る