第47話

「じゃあ、帰るね」




「え!?」




え!?って何、あたしは帰って寝るよ




「助けていただいたのでお礼をさせてください!」

 



「いいよ、間に合ってるから」




「そんな!申し訳が立ちません!」




そんなに言われても




さっさと帰らしてくれる方があたしに対するお礼になるんだけど





仕方ない




「大丈夫だから!それに貴方のお迎えが後1分くらいで来るよ!」




「私死ぬんですか!?」




「そっちじゃねぇよ」




何をどう解釈したらそっちのお迎えになるのよ




あたしは無理矢理公園を出ようとした




「なら、せめて名前を教えてください!」




「えぇー」




「お願いします」




うーん、後から追われるとかは嫌だな

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