去るときはかっこよく去ります
第37話
そろそろ、着くかな
「、、、」
誰もいねぇー
まぁ、そうなるようにしたから当然か
ただ今の時刻21時48分
ざっと3分経ったかな
3分の間に捕まってないよね
あたしは心配です
「、、、」
そろそろかな
「ハァー、ハァー」
「来たね」
振り返ると女の子と寝そべる二人の男が見えた
「おつかれー、しんどかったでしょ」
「っっ!っっっっ!っっゴホッゴホッ」
「いや、貴方も息を調えてからしゃべりなさいよ」
ハクハク口を動かしただけで分かるわけないじゃない
まぁ、大方「えっ!はやいな!どんゴホッゴホッ」ってところだろう
後ろの二人はだいぶ調ってきたな
「お前!何者なんだよ!」
「だから、ただの通りすがりだって」
「ただの通りすがりがここまでするか!」
確かに
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