噂を鵜呑みにしてはいけません

第1話

「あ!衣更さん!こんにちは!」





春麗といった具合に桜が咲き誇る今日





なんだかんだいって、あの子が拍汪に関わることになって約二年の月日が経った






あの子が関わるのなら必然的にアタシもそうなるわけで





「こんにちは、美桜ちゃん」





仲良くなるのも必然だ





「ハツは遅れるそうよ」





「そうですか、、まぁ、先に選びましょう!」






「ふふっ、そうね」






「最近、美桜があたしに対する扱いが雑な気がする」と言っていたけど、あながち間違いじゃないわね





笑われた意味が分からないのか首を捻った美桜ちゃんだけど、メニューを見始めるとそっちに夢中になった






ここで、なんでアタシと美桜ちゃんが一緒にいるかっていうと






今日は美桜ちゃんの入学式でたまには女同士でご飯が食べたいと言った美桜ちゃんが他の人たちとの集まりを断った





だから三人だけでご飯を食べることになったってわけ





流石にハツがいない状態での食事は申し訳ないからハツが来るまでアタシたちは話すことにした






「ずっと聞きたかったことがあるんですけど、、」






「何かしら?」






しばらく談笑していると美桜ちゃんは真剣な顔で聞いてきた

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