第4話

「お前、もうここに来るな」




それを言ったのはここ『覇王』の総長 柳拓也やなぎ たくや




「、、、え?」




突然のことに私は素早く反応できなかった





「あれー?分かんないかなー?君はもう要らないんだよー」





語尾をのばすように話しているのは幹部の花形蓮はながた れん





「貴方を庇う必要は無くなりましたし、ここに姫を置くつもりなんですよ」





眼鏡を上げながら、話すのは幹部の三島始みしま はじめ





「、、姫?」





「そう、だからもうここに来ないで?」





首を傾げながら話すのは副総長の中田栄志なかた えいし





「、、、」





他の幹部と同意見なのか何も言わないのは幹部の田中進たなか しん





私の居場所はもう無いんだと悟る





いつか来ることは分かっていたことだけど





みんなといるのが『いつも通り』だったから





凄く淋しくなるなと思った





「そっか、今まであり「てか、姫になる真美ちゃんをいじめるなんて度胸あるよねー」、、え?」





真美ちゃんはをいじめる?





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