第35話
ドレスに着替えて、時間まで待機してる時だった。
ノックもせずにユウヤが入って来ては
『具合どうだ?』
なんて言いながら近づいてくる。
『平気だよ。みんなは?』
そう言えば
『くんなって言って、もう式場にいるはずだ。』
そう言って私の前に立ち止まり
『綺麗だな。』
“ユカ…結婚しても、変わらねぇお前で居てくれな?”
“サトルを思ってるままのお前でいい。”
“塞ぎ込みがちなお前でいい。”
“いつまでも守ってやる。”
“お前と子供も全部守ってやれる親父になる。”
“だから約束しろよ。”
“墓まで一緒にいるってよーー…”
そう言うユウヤは
優しい顔をした男だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます