どのくらい沈黙があったのかわからないけど…

『こないだね…っ…話した…あか…赤木サクラって子…覚えてる？』

ユカは時折止まりながらも話してくれようとしてる。

『覚えてるよ。』

それからユカはココアを一口飲んでからコップをテーブルに置いては立ち上がり

またカーテンを開けて空を見ながら話してくれた。

あの日、過去を話してくれた日のように

左腕を擦りながら。

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