第52話

26日、私は西城さんを見送りに道路まで出た時だ。



『西城さんありがとう。』



『いいよ。後1回は年中には来るからね。』



『はい!ありがとうございました。』



そう言ってビルから右に出てお辞儀をして顔を上げた時だ。




コンビニ付近に見えた金色の髪の後ろ姿。



そして…その前にいるのはお客様じゃない。




赤木サクラの姿だった。

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