第57話
そんな会話をしていた中
ーピッピッピッ…ピッピッピッ
誰かの携帯が鳴り始め、電話に出たのはユウヤだった。
『あ?あぁ…分かった。』
ユウヤの声に私以外が立ち上がり
『ユキ、見送り行くよ!』
そうしてVIPから出た私達。
気付けばお店は満卓だ。
そしてユウヤがレジで会計を済ませ階段を上り始める彼等。
その後ろを付いて行く私達。
ドアを開ければ彼等は道に出る訳じゃなく
エレベーターの方に歩いてく。
『ユウヤ、また後でね!みんなも頑張って!』
ユカは普通にエレベーターの方に身体を向けて手を振ってる。
これが普通なんだろうか。
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