『ヒロさーん！面接のユキちゃん来たよ～！』

ユカは私の側でヒロさんって人を叫んで呼んでる。

『ヒロー…』

また叫ぼうとした時だったー…

奥から出てきたのは明るめの茶色の髪を無造作にセットをした男の人。

スーツを格好よく着こなしてる。

だらしなくもなく、だけど真面目でもなく着こなす男。

こちらに歩いて来ては

『ユカちゃんおはよう！面接の岩渕ユキちゃん？』

そう私のフルネームを呼んでは

『俺はmarionetteのオーナーの赤橋ヒロ！よろしくな？とりあえずあそこに座ってて！』

そう言って赤橋ヒロさんが指を差したのはここから一番手前側のボックス席。

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