第9話

この子が噂で聞く



色褪せる事の無い輝きを放つ蝶…



周りにいるのが



色とりどりの蝶の群れ…




『はい。』



私は彼女から視線を外せない。



彼女が放つオーラのせいか…



彼女が持つ雰囲気のせいか分からない。



でも彼女は優しく笑い



『案内するね!一緒に行こう?』



私の手を握って



『じゃ、後でね!ユウヤ、ちゃんと接客しなさいよ!でも、ベタベタされたりしないでね…?』



とユウヤと言う人に声を掛けて私の手を引いてお店のドアを引こうとした時だった。

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