第84話

私はユウヤから離れ彼女の方に歩きだした。



『ユカ?』



リョウが話し掛けてくるけど彼女だけを見て歩いた。


そんな私をみんなが見てる。


ライトは私の二の腕を見てから私の顔を見る。



『チビ。』



と言うがそれにも反応しない。



彼女の前に立ち、彼女の腕を掴んでるレントは


『嬢ちゃん?』



と不思議そうな顔をする。



私は右手を上げて


ーバチンっ



彼女の左頬をビンタした。



私は初めて誰かを叩いたんだ。

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