第74話

『ねぇ、子供は?』



私は彼女に話し掛けた。



『家で親が見てる。』



ちゃんと次は聞こえてくる。



『本当にユウヤの子なの?』



本当なのかを聞きたい。



彼女は首を横に振る。



違うんだ…



良かったって安心してる自分がいる。



『ユウヤが好き?』



彼女は頷く。



『私も好き。』



私の想いを伝えなきゃ…



彼女はただユウヤが好きなだけなんだから。

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