第57話

翌日私達は街に行き、服と下着を購入した。



お金は何故かゴウが払ってくれた。



『自分で買うよ?』


って言っても



『いいんです。』



って何がいいのか分からない私に



『なら、総長さん!俺にもなんか買ってくれ~』



ミカドが言えば



『自分で買え』



とゴウはミカドに冷たい視線を送ってた。



そんな2人を余所に



『ユカ?クレープ食べる?』


なんて呑気なチトセ。



『俺、一つもいらねーから半分こして食べよっか!』



とチトセスマイルをして言ってくる。


可愛い笑顔が何故か憎い!私にも分けて欲しいくらいだよ。



『私、一つ食べたいな~』



なんとなくワガママを言えば


『んじゃ、俺に一口ちょうだいね!』



と怯む様子もない。



チトセ…可愛いな!お前!



私も可愛く産まれたかったよ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る