第13話

『ねぇ、ユウヤ聞いてよ!あのユカって子、ユウヤと別れるって!』




何言ってんだよ…コイツ。



『ネックレスは後から郵送するって言って帰って行ったよ?』



ユカは俺等を置いて帰ったりしねーよ。



『ユウヤ!この子、ユウヤの子だよ!名前はサヤ。女の子だからユウヤのヤとサクラのサを取ってサヤにしたの!可愛いでしょ?』



お前…チビに在る事無い事言ったんじゃねーだろうな?



そこでユウヤが口を開いたんだ。



『お前とヤる時はゴム付けてたけど。ゴム付けてんのにどーやって出来んだよ。』



ユウヤは確信をついて言ったのに…赤木サクラは



『そうだっけ?ユウヤに抱かれてた時期と同じだよ?』



なんてシラを切り始めた。



『お前…知らねーとでも思ってんのか?』



ユウヤが段々苛立ち始めてきた。



顔がニヤニヤ笑い始めてる。



チビはこの辺りにいない。



チビ…何処に行ったんだよ。

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