第10話

久々だな~実家。



鍵を開け家に入る。


『ただいま』も何も言わずリビングに行くと父はもうすでに椅子に座っていた。




転校して家を出てから何も変わってない父。




なんだか、その姿に少しだけホっとする。




『父さん…電気つけるよ?』



返事を聞かないまま電気をつけた。

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