第7話

ユウヤは私が電話を切ってから一度も視線を私から外さない。



私はユウヤの方を向き



『明日、お父さんに会ってくる。』



『何があった』



『帰ってきたら話すから。』




だって…



あんな話し言いたくない。




『分かった。送ってく』



『ありがとう。』




どうしても、この意志だけは突き通したい。



他は譲れたって…これだけは譲れない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る