第68話

そんな咲美愛が裕貴が家にいる日に

実家へと泊まりにやってくる。



裕貴は行かせたくないに決まってる。




コンビニから実家へとやってきた裕貴の

顔は不機嫌顔で笑いがこみあげる。




『じゃあね!パパ!ばいばい!

きょーちゃんきたよー!!』



『おう、いらっしゃい。』




『きょうちゃん、よろしく。』



『そんな不機嫌になるなよ。』



『不機嫌じゃない。』



『まったくさぁ、咲美愛が居なくなる

わけじゃないんだから、大丈夫だって。』



『咲美愛はおれの。』




親バカか!!いや、シスコンか!?


まったく、俺相手にムキになってどうする。

他の人が見たらビックリするだろ。

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