恐怖の逃亡劇
第79話
あっくんのお墓の前に何時間
いたのだろうか。
4月といえど、肌寒い。
いま、何時だろうか?
携帯の電源をいれてみる。
『ヒイッ!!!!!!!!な、なんじゃこれは……。』
『なんだろうねー?』
『え……………。』
『ねー?ひ、め、か、ちゃん♡』
『はるくん……………。』
『言い訳はたーっぷり聞かしてもらうね♫』
は、はるくん…………怒っている。
言葉は優しいのに顔は眉間に皺が
よっていて苛立っている様子がわかる。
『なんで、』
『なんで?ひめちゃんの保護者だから?』
『え…………。』
見つけてくれて嬉しい。
見つかること望んでなかった。
わたしの気持ちはいつも揺れ動く。
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