第20話
『今日こそ決着つけてやる。』
『ふん、調子乗んなバカ。』
え?2人とも行っちゃったけど?
いいのかな?先生とめないのかな?
『あ、気にしないで。あの2人いつも
あんなんだから。いい素直になればいいのに。みんなも慣れてるから慣れてね。』
『うん、分かった。』
『ま、あれだよ。お互いに好きだけど、素直になれない〜みたいな。あはは。』
素直になれないかあ…。
亜弥美はいつも喧嘩っ早いからなあ。
屋上が壊れなきゃいいけど。
『亜弥美ちゃんと友達なんだ?』
『うん、友達だよ。莉音くんも友達?』
『友達ってゆーか、悪友ってゆーか。
亜弥美ちゃんの兄貴と仲良いから自然と
仲良くなったって感じなのかな?』
『そうなんだ、あんな子だけど根は
優しい子だからよろしくね。』
『うん!!!』
亜弥美は真っ直ぐな子。
だからこそ、周りの人達と
意見が食い違ってぶつかるところが
あったりする。
そこも含めて、私は亜弥美が好きだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます