第772話

『もうすぐうまれるよ。』



『楽しみだなあ。』



『はーい!1人目男の子!!』




小さな体で一生懸命泣いている。


よかった、元気に泣いている。




『はーい、2人目うまれるよー!!』



『男の子だよ〜!元気に泣いてるよ〜〜!』




泣いてる。泣いてる。わたしも泣ける。


こんな日を迎えられることが幸せで。



あの頃は想像することができなくて。





『はーい!!3人目男の子だよ〜〜!!』




3人とも男の子かぁ。こりゃ体力勝負


だなあなんて元気に泣く赤ちゃんの


声を聞きながらおもう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る