３月のある日。

私は、遥来にパパに会いに行くって

せがまれて2人でパパのお墓にいく。

毎日、スクスク成長している遥来。

遥来の成長が今の私の生き甲斐だ。

遥来、このまま大きくなってね。

『パパぁ〜！！きたよぉ〜〜！！』

『遥来、ちょっと待ってよ。』

わたしは身重の身体で遥来を追いかける。

お腹に赤ちゃん2人も入っているから

ちょっと身体が重たい。

『パパきたよ、わたしは元気だよ。』

『パパあのね、僕ね。お兄ちゃんになるの』

え？お兄ちゃん？遥来お兄ちゃん？

え？え？どういうことなんだろう？

『ねーね、赤ちゃん３人いるねえ。

パパとあーくんとばあちゃん！！』

『遥来、わかるの？わたしママなの。

みんなには内緒だからね、約束。』

『約束〜〜！！！』

嬉しそうな顔して約束してくれた遥来。

可愛くて可愛くて仕方ない。

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