第728話

悠太は滅多に泣くことがなくて。




その悠太の手をとっていいのか


わたしは迷ってしまう。



幸せにできるのだろうか?



わたしの夢は叶うのかな?




そんな不安ばかりがわたしを襲う。





脳腫瘍の再発リスクは5%以下。



さすが、腕のいいお医者さんが手術


してくれたおかげで再発リスクも減った。




もう、普通の日常生活も送れる。





だけど、わたしは怖いんだ。


前に進むことが怖いんだ。




パパ、悠太と何か約束したの?




悠太はいままでと何か違うんだよね。



頼り甲斐のある男になってるんだよ。

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