第682話

『会ってみたかったんだ、お父さんに。』



『そうか、俺もあえて嬉しい。』




咲美愛の言葉に裕貴兄は不機嫌になり


親父が嬉しそうに言うとさらに不機嫌になり。




母さんは、俺たち男ばかり6人の


子育てにずっと追われていて。



楽しくショッピングとか食事なんて


一度もなくて。娘ほしがってたな、なんて


いまになって思い出す。





"女の子って可愛いんだろうなぁ。"



"恋ばなとか買い物とかいきたいなぁ。"



"でも男ばかりだからヤンチャに

育っちゃうかなぁ?それもそれでいいと

思わない?ねぇ、アキくん思わない?"




父さんと母さんはラブラブで。



離婚するなんて夢にも思ってなくて。


だから、離婚した時は本当にビックリした。





"自分の人生を歩きたいの。"




そう言った母さんは輝いてみえて。


親父はかなりショックを受けていて。



俺たちは離婚を受け入れるしかなかった。

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