第629話
『話すことがある。』
うん、それはわかってるよ、裕貴。
その内容がおれたちは気になってるんだ。
話すことがある、と言ったっきり
裕貴は黙り込んでしまって。
無言の空間が長く続く。
悪い話?いい話?どっちなんだ?
そんなに眉間にシワをよせてどうしたんだ?
『裕貴、おれがわるいのか?』
親父が突然そう話し出す。
裕貴はなにやら考えている様子で。
親父の顔を見ては考え込んでいる。
『誰が悪いとかじゃないんだ。』
そう、言い出したとおもったら
また黙り込んでしまった、裕貴。
裕貴のマナーモードの携帯が
震えているが、気づいていない様子。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます