第601話

『あの腹黒王子様がステキなんて

この地球がひっくりかえちゃうよ。

あー、こわこわ。ママそんなのに

ときめいたってダメなんだからね。』



『あらー、いいじゃない。』



『パパがいるじゃん。』



『長く一緒にいるとね、トキメキとか

なくなるのよ。だからキュンキュン

しちゃってるかもしれない。』




え?トキメキとかないって?


え?本気で言ってるの希美まじなのか?



ショックだけで済まない。


立ち直れなくなりそうなくらいだ。




『ちょっとー、ヒロくん本気にしてる?

やめてよね、娘の友達に嫉妬なんて

しないでよね。大人気ないねえ。』



『おまえ、本気でいってるのか?』



『もー、着いたからバイバイ。』




そう言って、検査室に入っていた咲美愛。


咲美愛がんばれよ。待ってるからな。

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