第517話
泣き虫は卒業した。
もう、私は24歳になった。
23歳のクリスマスの日。
いつものように4人で愛月くんの家に
集まってクリスマスパーティをしていて。
わたしは、みんなの前で倒れて
救急車で運ばれた。
冷静な竜真くんが慌てていて。
おちゃらけの悠太も慌てていて。
幸希は冷静に電話していて。
洋輝はわたしに声をかけていて。
みんなが泣きそうな顔していう。
"咲美愛まだ死ぬなよ。"
"咲美愛、大丈夫。愛月がいるよ。"
"咲美愛、おまえは大丈夫だ。"
"咲美愛、1人では逝かせないからな。"
みんなみんなありがとう。
みんなのお陰で前を向いていられる。
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