笑顔の裏側

第473話

だれかに頼ることが怖かった。




嫌われるんじゃないかって。




お前の話なんか聞かないって


言われるんじゃないかって。




必要ないって言われるんじゃないかって。





生きていても意味がないって


そう言われるんじゃないかって。





死んでもだれも悲しまないって


そう言われるんじゃないかって。




ぜんぶ、ぜんぶ怖かった。





わたしが存在していることを否定


されるんじゃないかって。




誰にも必要とされなくなるのが怖かった。





だから、偽りの笑顔を貼り付けて


無理してわたしを演じた。




わたしが、わたしでなくなる。




自分がどんなひとだったか


わからなくなる。




自分の存在する意味って?何?


ぜんぶわからない。




だれか、この苦しみに気付いて。

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